蝮 −まむし−(4)三番町萩原屋の美人 選集5とは?

トモジの謀略によって店舗と信用を失った萩原屋。
トモジがなぜそこまで萩原屋を恨むのか、彼の過去と萩原屋との確執を知ったご隠居は、自らの死を覚悟して箱根へと向かう…!! トモジの過去を追っていた正直と幾美も彼の正体を突き止め、禅二郎と勘二もタッグを組んでトモジを追う! ご隠居を死なせるわけにはいかない、なんとしてもトモジの凶行を阻止するのだ!事故に遭ったあこがれの女性を救うため、自作のタイムマシンに乗り込んだはいいが、間違えて明治時代にやってきたのは兼森と島田のひ孫たち! だがひいおじいさんズと同じ顔をしていたため、周囲に混乱を巻き起こし、その挙げ句、彼らと間違われて誘拐されてしまった!! 兼森と島田が大活躍の「三番町萩原屋の美人」番外篇、開幕!!兼森の同級生である進藤は、学生にしてすでに一般の美術展で入賞する程の洋画の秀才。
先生からの信頼も厚く、国費留学は彼で間違いなしだといわれている。
しかし、実際の彼はとうに絵を描く目的を失っており、器用に裏と表を使い分け、取り巻きに囲まれて生きるのをよしとしている。
そんなイエスマンだらけの周囲で、兼森の許婚だという、地方出の大柄な女性だけが彼の絵を認めてくれなくて…!?国費留学生としてロンドンに渡っていたはずなのに、なぜかパリで踊り子のヒモをしながらデカダンでアンニュイな生活を送る島田。
そんな彼に一目惚れした貴族の娘は、なんと「白いカーネーション」と異名をとる、民衆の味方の大泥棒だった!! そして彼女の正体を知った島田は奇策に出る……。
兼森と島田がパリの夜を駆け抜ける、「三番町萩原屋の美人」番外篇――!!ご隠居の作った「いくさん」を目標に、兼森は理想の女性(目はぱっちりと色白で、背はちっちゃくて手足は細く、小鳥のようにチャーミング…)をモデルに「自分だけを愛してくれるロボット」を作ると言いだした! できあがったのは兼森の理想とは程遠いものの、意志を持って喋る高性能ロボット。
喜ぶ兼森だが、彼女が求めるのはオールバックの「ボッチャマ」。
いったい彼女は誰を探しているのか!?続きはこちらから⇒ttp://www.ebookjapan.jp/shop/book.asp?sku=60014608